diary201411
11月の日誌
生活の中で
- 投稿者:ゆき子 (2014-11-27 (木) 09:56:28)
4月に行われた中学3年生と小学校6年生の
学力調査の講評が入手できました。
その中で気になったのが算数・数学の講評中の
「生活の中で」という言葉です。
小6では「生活の中の『割合』」中3では「日常生活に数学を」。
この「生活」という言葉は主に家庭生活をさしていることと思います。
学校で教わることはいわば「机上の空論」、
それを実際に目にするのはほぼ家庭生活上に置けることが多いのです。
今のお子さんの家庭のほぼ90%以上には
自家用車があると思います。
車に乗る機会がない子はほとんどいないでしょう。
にもかかわらず、
「時間・速さ・距離」に関する実感がない子が多いのに驚かされます。
例えば「ここから静岡まで約50kmの距離があるけど、
時速100kmの車で行けば、何分かかる?」と聞かれて
「30分!」と即座に答えられる子はそう多くはないでしょう。
実際の生活に即して、「あ、今日は400円のお肉が3割引きだ。いくら?」
こういう会話がなされないのでしょうか?
以前の学力調査では「はがきの大きさはだいたいどれくらい?」
という質問に「17cm×30cm」という回答に丸をつけた子もいたとか。
はがき見たことないのかしら?と思ってしまいました。
こんな難しい勉強やって何の役に立つの?
そういう質問を受けたら、「生活の役に立つ!」
そうお答えください。
国語に関しては、次回に。
バイオコークス
- 投稿者:ゆき子 (2014-11-17 (月) 14:02:48)
昨日「夢の扉」でやっていた、バイオコークスの話。
捨てるはずの植物廃棄物から、
石炭よりも効率の良い燃料ができるという話。
近畿大学の先生が研究中とのこと。
化石燃料もいずれは底をつくし、
植物廃棄物なら人間が生きている限り出るものだから、
とても可能性の高い素晴らしい研究。
勉強ってこういうことができるようになるためにやってるんだなあ、
そう思ってくれるような子が1万人に一人でも出てくれたら世界のためになる、
そんなことを考えて見てました。
やっぱりお母さんが一番
- 投稿者:ゆき子 (2014-11-04 (火) 09:10:25)
「私の言うことなんて聞きません。先生から言ってやってください。」
そんなことありませんよ。
子どもはお母さんが一番なんです。
ただ、お母さんは同じことばっかり言うから、聞き流してるだけなんです。
お母さんに褒められることが一番うれしい。
だから、お母さんがあきらめてしまうことが、その子を延ばさなくなってしまう。
この間、こんなことがありました。
最後に来た兄弟。
お兄ちゃんは何とか最後までやったが、
弟君は「宿題の直しはやらない、今日の分の直しだけやる。」
口を酸っぱくして、ちゃんと最後までやらなければいけない、といったが
頑として聞かない。
ここで直していかないと、次回に来た時に直しから始まるから、
教材の進みに大きい影響が出るし、やる気もそがれる。
何とかして全部直して帰したいと思うのだが、
敵もさる者。
もうこうなったら仕方がない、お母さんに教室に入っていただいた。
本来ならこういうことはめったにない。
ここで折れてしまうようなお母さんなら、
わざわざ入っていただくことはない。
子どもに対して絶対妥協はしないお母さんと判断した。
母子の攻防30分。
しぶしぶだがやり始め10数分で全部直しも終えた。
先生だから言うことを聞くとは限らない。
お母さんだから言うことを聞くとも限らない。
それでもやっぱり子供はお母さんが一番好き。